≪BON JOVI 曲解説シリーズ≫ 02-04 ~ King Of The Mountain

『7800°FAHRENHEIT』所収。

何となく様式美系のメタルバンドにありがちなタイトルだけれど、内容的には、そのまんま「お山の大将」でよろしいかと。

ミドルテンポ&4分ノリのヘヴィチューンである。当時、ロックバンドとしては今以上に軟弱なイメージで語られていたであろうBON JOVI が、伊藤政則で言うところの「ロック比重」を増すべく産み出した、苦心の一曲なんだろうが、哀しいかなロックとして肝心カナメのリフが、ぜーーーーーーんぜんダメである。ティコのドラムの「懐の深さ」が、この曲を辛うじて曲たらしめている。

「Let It Rock」(『SLIPPERY WHEN WET』)のセルフパクり元であるということが、本作最大の存在理由じゃないだろうか。

Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]
[`yahoo` not found]
[`tweetmeme` not found]

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です