「ハートカクテル」考 ~ vol.007 オールドハワイ・コナ

小生は、このようなシチュエーションを経験したこともなければ、コーヒーを飲む習慣もないので、当回からは特に何の感慨も浮かばないのであるが、ただひとつ、3ページ目の2段目のコマに、画の味わいを感じる。明らかにデッサンが不味く、人物の四肢のバランスやボリューム、角度が不自然だが、だからこその不思議な魅力、アンバランスが喚起する注意、みたいのがある気がする。例えばクリムトの「接吻」なんかもそうだ。いや、美術に詳しいわけでもなんでもないのだが。

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