実は、vol.021にて「慶子」嬢が登場したにもかかわらず、カウントを忘れてしまったので、ここに付記したい。 みさ子…3けい子…3 さて、当回ではボウタイのウサギが2度目の登場を果たす。ボードレールを読みこなすとは、なか… 続きを読む 「ハートカクテル」考 ~ vol.021 虹色の風
月: 2011年9月
「ハートカクテル」考 ~ vol.020 ふたりの会社 1970-1975
わたせせいぞう氏の作品は、一話が4ページのものが圧倒的に多い。で、左ページから始まる。右ページから始まれば見開き2面で完結するので収まりがいいのでは、とも思ったのだが、これには理由がある気がする。一つには、掲載誌の都合と… 続きを読む 「ハートカクテル」考 ~ vol.020 ふたりの会社 1970-1975
「ハートカクテル」考 ~ vol.019 Running
これまた淡白なカップルである。 「やがてあなたは新しい女(ひと)と知り合うのネ」「新しい恋人出来たら知らせて」「本当に行ってしまうのかい」 などと遣り取りしてはいるが、あんたらに遠恋という選択肢はないのか、と、単身赴任歴… 続きを読む 「ハートカクテル」考 ~ vol.019 Running
「ハートカクテル」考 ~ vol.018 父のエンブレム
本作にはいくつかの「プチブル」レジャーが登場するが、おそらくそれらのほとんどは、作者のわたせ氏が実際に趣味としているに違いなく、だからこそのウンチクだったり専門用語だったりに溢れている。このヨットというヤツも、おそらくそ… 続きを読む 「ハートカクテル」考 ~ vol.018 父のエンブレム
「ハートカクテル」考 ~ vol.017 スプリング・ジェントル・レイン
「カリンカリンのフライドポテト&冷えたビールを飲」ることが、ささやかながらもどんなに贅沢なのか、わたせせいぞう氏はよく知っているに違いない。最近の傾向では、フライドポテトは中がモッチリが良いといわれているようだが、何をか… 続きを読む 「ハートカクテル」考 ~ vol.017 スプリング・ジェントル・レイン
「ハートカクテル」考 ~ vol.016 彼のパパは東へ行けといった
さほど間をおかず、再び「寡婦モノ」である。いや、「寡婦モノ」という括りもどうかとは思うが。 悲しくもあるが、むしろすがすがしい印象を残す一作。最後のページの、スッと右に伸びた義父の腕に、大人の厳しさと愛情が凝縮されている… 続きを読む 「ハートカクテル」考 ~ vol.016 彼のパパは東へ行けといった