『日本一小さな大大名―たった五千石で、徳川将軍家と肩を並べた喜連川藩の江戸時代』 山下昌也著

日本一小さな大大名―たった五千石で、徳川将軍家と肩を並べた喜連川藩の江戸時代/山下 昌也
¥1,365
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タイトルから、江戸時代に存在したタイニーでノーブルな藩についての悲喜こもごもを、コミカルなタッチも交えて紹介する一冊、と推察したのだが、果たしてその通りであった(そりゃそうだ)。
だから、この本はテーマの選択の時点で勝利している。
な~んにも構えずに、ただひたすら読む快楽に身を任せればよい。
だから僕も、特に感想はない。
感想はないけど、心にほんのりとした「をかし」が芽生えた。
ちょうどそんな本を探していたから、いい買い物をした、と思った。

~覚えておくこと~
・水戸光圀は南朝正統論から足利尊氏を逆賊扱いしたが、尊氏の子孫に光圀の子孫が養子に入ったという、歴史の皮肉。

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