持ち直したか、自民党

こちら
の読売新聞社の調査によると、自民党の評価がやや持ち直したそうだ。この調査は、よくある政党支持率とは違って、各党を100点満点で評価する仕組みで、確かにこちらの方が調査対象者の心情を汲み取りやすいと言える。政権交代は言うほど易しくないという僕の主張を、ちょっとだけ裏付けてくれた格好だが、さらに興味を引いたのは、民主党、自民党に次いで評価が高かったのが共産党である点だ。以下順に、社民党、公明党。これが2年前の参院選時の調査だと、公明党→共産党→社民党の順になっている。もっとも僅差ではあるのだけれど、これも僕が今回の選挙のポイントの一つだと考える、共産党の伸張を裏付けよう。

ただ、「平日の1日のテレビ視聴時間ごとに比例選の投票先を見ると、30分未満の人は自民党24%、民主党29%と5ポイント差だったが、2時間以上・3時間未満は自民党17%、民主党38%で、視聴時間が長いほど民主党への支持が強まる傾向が出た。」ともあったから、民主党がメディア依存傾向にあり、自民党は相対的にその逆で足腰は意外と強い、ということかとも思ったが、こちら
に郵政選挙時の同調査結果への示唆があって、果たしてそれを見ると、「平日1日当たりのテレビ視聴時間と、投票したい政党との関係では、視聴時間が長いほど自民党の割合が高い。『3時間以上』の層の57%が自民党と答えた。『30分未満』は、民主党が34%で、自民党の32%を上回った。」とあるから、別に足腰がどうとかいう話でもなかったようだ。単に、テレビを良く見る人は風に流されがちである、という、いかにも当たり前くさいことの傍証に過ぎない。

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