「ハートカクテル」考 ~ vol.024 もうフォークは投げない

posted on 2012年9月30日 in 「ハートカクテル」考

たまに差し込まれる、スポーツものの初回。今作は、「一介の組織人たる矜持」がテーマだろうか。小生自身、コレを読んでサラリーマン時代を思い出しはするが、こんな渋い役どころではなかったことは確かだ。

みな黒髪だし、SONYぽい看板もあるしで、日本のプロ野球が舞台のようだが(もっとも80年代当時のSONYは、それこそウォークマン旋風みたいので、とっくに海外進出してたろうけど)、大リーグが舞台のハリウッド映画を観ているかのような趣がある。無論わたせ氏の作画によるところが大きいのであるが、キャッチャーの口髭面が、なんとなくチャールズ・ブロンソンかトム・セレックを彷彿とさせるからかもしれない。日本人でこの口髭が似合う男は、そういないだろう。

ちなみにそのトム・セレックだが、『ミスター・ベースボール』なる日本のプロ野球を舞台にしたハリウッド映画で、高倉健と共演している。

「ハートカクテル」考 ~ vol.023 オフホワイトのレースのスカーフ

posted on 2012年9月27日 in 「ハートカクテル」考

えーと、美沙子は男にお別れを言いに来た? 二人はもう、恋人として「別れてしまっ」ているから、この場合のお別れは、男が街から去るという意味でのお別れ、という意味である。で、男から恋人としての別れを切り出したのなら美沙子の行動も分かるけど、男の未練タラタラぶりを見れば、どうもそうでもない様子。てことは美沙子から別れを告げたんだろうけど、それでもってわざわざ男に別れのあいさつに来るなんてのは、男にとっては随分残酷な仕打ちといっていい。しかも例のスカーフを纏いつつだから、美沙子はドSに違いない。

いやいや、美沙子は男とよりを戻しに来たんだ、という解釈。明日、美沙子は自らの意志でもって別の男との見合いをするわけだから、その解釈は当たらない。もし当たるんだとすれば、美沙子は「心境の変化」が極めて頻繁な危なっかしい女である、という解釈にならざるを得ない。

まあ、だからどっちにしろ、美沙子は危ない女なんである。いや、そんなキャラ設定だったはずはないんで、つまりは良くわからないのであるが、さてどう解釈したものか。

男の姿形は、原作とアニメでは随分違う。なぜアニメの段階で前髪一筋チョロンのオールバックにする必要があったのか。それは、バブリー’80sを極めつつある時代の要請であろう。「一筋チョロン」のほうが、いい感じに没個性的なのである。

とりあえず、久々のジェシィの店ではある。

みさ子…4
けい子…3

「ハートカクテル」考 ~ vol.022 ふたりきりのビアガーデン

posted on 2012年9月18日 in 「ハートカクテル」考

「ハートカクテル」には珍しく、遠距離恋愛を選んだ男女の物語。小生も単身赴任生活が長かったので、尚更そんな二人を応援したくなる。

「冷房の中でアイスコーヒーを飲むより」「むし暑い外で冷えたビールを飲るのが正解だ」
我が意を得たり、とはまさにこのこと。小生にとって、年間通しての最高のシチュエーションて、まさに、「むし暑い外で冷えたビールを飲る」、なのである。あ~もうヨダレが。

vol.17に引き続き、「カリンカリンのフライドポテト」も登場。「アスパラガスをいため」たのも美味そうだが、僕は茹でた方が好きだ。どうでもいいが。

アニメでは、ラストにちゃんと「カリフォルニア・ドリーミング」(に限りなく近い曲)が流れるのだが、ちょっと雰囲気が違うんじゃないか。ここはやっぱりクワイエット・ストーム系じゃないとはまらない気がするが、如何に。