渡辺喜美の政界再編

posted on 2008年12月8日 in 時事

やっぱダメかな、麻生政権。
別に応援してたわけじゃないけど、政局ウォッチャーとしては小沢民主党とのがっぷり四つを見たかったのに、これでは台無しである。

それはともかく、渡辺喜美や中川秀直あたりを中心に政界再編の動きがあるらしく、その実現性もあながち無視できないレベルまで来ていると思う。小泉純一郎あたりが糸を引いてるか。
渡辺喜美は、親父から引き継いだ血が騒ぐのだろう。これは一世一代の桧舞台だ、大いに引っ掻き回してやる、ぐらいに思ってるかもしれない。親父譲りのキャラと行動力と胆力はありそうだから、興味深い政局を演出してくれるだろう。

正直先週ぐらいまでは、任期満了で総選挙、自民・民主どちらが政権を獲ったとしても、政権基盤が余りに不安定で(国民新党あたりにキャスティングボードを握られる程度の差しかない)、そこから政界再編話が持ち上がる…、みたいなシナリオを予測していたため、今回の政界再編の動きは予想外だった。
政界、一寸先は闇、とは、あらためて、よく言ったものである。

戦略的失言

posted on 2008年12月1日 in 時事

麻生総理の在任期間、ひょっとすればひょっとして、そこそこ稼ぐんじゃないか、少なくとも前とその前の総理みたいにはならないんじゃないか、と思っていたが、ここ最近の流れを見るにつけ、どうもひょっとしない感じがしないでもない。
その理由の殆どは、もちろん失言である。
こればっかりは小沢の言うとおりで、総理としての身持ちではない、というか、そう攻撃されてしまうことを読めないところが総理としてマズい。何もマスコミがよってたかって言われなきイジメをしてるわけではない。単にワキが甘いのである。

右派的なポーズをとる総理は、得てして失言が多い。彼らは、今の日本を覆っているのは戦後の左派的な言説がもたらすルサンチマンである、と考えるから、そんな世間に対して物申さねばならぬ、彼我の差はちょっとやそっとでは埋めきれぬ、だからこの世の中において過激と思われる発言も厭わず、正々堂々と「失言」する。してなんぼだ。そう思っている。

さて、僕が近年の「大総理」と思うのは、中曽根と小泉の二名である。右派としての矜持をより強く持っていたのは中曽根だから、彼を例にとると、知的水準発言や日本不沈空母論や、色々とあったけれど、少なくとも「医師は社会的常識が欠落」とか、「たらたら飲んで、食べて」とか、そんな、矛先が直裁に内に向くような「失言」はない。
総じて言うと、「大総理」に比して、「ちっちぇーなぁ…」みたいな「失言」ばかりなのである。
ある意味ライバルの小泉と較べても、「感動した!」とかいう陽性の発露に乏しい。

ハナシは戻るが、右派的なポーズをとる総理は、得てしてパフォーマンスがお好きである。正々堂々と「失言」してなんぼなら、その「失言」こそが戦略の一環であるはずだ。
麻生にはそれがない。仮に本人の中にあるんだとしても、パフォーマーとしての資質が残念ながら及ばないのか、「失言」のネタがセコい。