麻生総理の官僚心得

posted on 2008年10月1日 in 時事

麻生総理が、官僚に対して四項目からなる心得を示したそうだ。
曰く、「悪い情報ほどすぐ上げよ」、「省益を捨て国益に徹せよ」、「スピーディーを旨とせよ」、「これは自分の仕事ではないと決して言ってはいけない。むしろ自分の仕事を探せ」。

己の仕事を振り返ると何とも身につまされる思いだが、変な話、それだけに内容は充分素晴らしい。また、官僚を束ねる立場として就任早々こういったものを示すこと自体、誠に結構なことだと思う。そりゃ民間企業ではよくやる手法だろうけど、そういう民間の感覚をある程度分かってるからこそ出来ることだ(最も、ずっと昔彼が麻生セメントの社長だった頃は、先代の親父をハラハラさせてしまう程度の経営っぷりだったそうだが)。
使われる側から見れば、話上手もあいまって、頼り甲斐のある、使われてみたい上司と映るだろう。僕も見習わなければ、とは思った。

四項目のうち三つまでは、以前佐々淳行の本で読んだけど、佐々の上司だった後藤田正晴が部下に示した、いわゆる「後藤田五訓」にある。
曰く、「出身がどの省庁であれ、省益を忘れ、国益を想え」、「悪い本当の事実を報告せよ」、「勇気を以って意見具申せよ」、「自分の仕事でないと言うなかれ」、「決定が下ったら従い、命令は実行せよ」。

唯一のオリジナルは「スピーディーを旨とせよ」だが、それこそ(麻生氏お得意の)ネット社会なんかを抱える現代において、確かに重要なことではあるけど、他はある程度の格調高さを保っているのに比して、いきなり身も蓋もない横文字が出てくるものだから拍子抜けする。
そこに時代の変化を感じ取るか、麻生と後藤田の品性とか教養の差を読み取るかは、自由だが。

なんか褒めてるんだか貶してるんだか良く分からない書き方になってしまったが、総理としての資質とかそういうことはまだよく分からないから措いとくとして、普通にこんな上司いいなと思う。麻生氏は。


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