最強のスケール感

今年のノーベル賞の話題も一段落したところで、こんな風に思った。

宇宙の年齢は137億歳で、地球(というか太陽系)は46億歳だそうだ。宇宙が生まれてから現在までの3分の2の時点で地球誕生というわけだが、最強のスケール感を誇る宇宙の割には、イマイチな結果だ。その年齢の比には二ケタ以上のものが欲しい。

将棋が取り得るあらゆる盤面の総数は、全宇宙に存在する原子の総数(10の80乗)より多いらしい。これはちょっと信じられない。
例えば、今僕の目の前にあるディスプレイを形成している原子の数って、一体いくつよ。億はあるだろ、下手すると兆いくだろ。これ作ってる三菱電機の工場行ってみろ、これがめちゃくちゃ並んでるわけだよ。僕のこの六畳一間の部屋にある原子の数いくつよ、もうそれだけでケタ数えるのが面倒なほどなはずだ。ま、「将棋が取り得るあらゆる盤面の総数」は、せいぜいそのぐらいだな。僕の感覚でいうと。

「将棋が取り得るあらゆる盤面の総数」=「六畳一間にある原子の数」
これ常識。

……………って、えーーーーーーーっ!「全宇宙に存在する原子の総数」より多いだってぇーーーーーーっ!
宇宙さんさぁー、何ぼなんでももうちょっと頑張ろうよ。あんたがその程度でどうすんだよ。それでも宇宙か?常に最強のスケール感を誇ることを宿命付けられた宇宙か?え?どうなんだ?

…という気にならないだろうか。僕はなる。

Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]
[`yahoo` not found]
[`tweetmeme` not found]

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です